Ver.1.0Ver.1.0
|
|
先日、一年間続きましたパワパフガールズZが終了いたしました。 その瞬間感じた事は、この一年間本当に早かったと感じたことです。 なんかオイラだけかも知れませんが(^ ^;)、やっとこさキャラや作品にも慣れてきたトコで終了というのは、やっぱり辛いモノです(泣)。 前にブログにも書きましたが、仕事柄、色々な作品で何度もスタッフとして「最終回」を味わっているのですが、こればっかしはなれると言うことが無く、寂しい気持ちが胸を締めるコトも多々あります。 そんな自分にケジメを付ける意味と、もちろん続編を期待する意味も含めての個人的打ち上げコーナーです。 まあだいたい自分の気持ちが中心になるので、協調できない方もおられるかも知れませんし、内容もそんな豪華でも何でもないんで(^ ^;)…、お気になさる方は、ここから以下お読みになるのを、ご遠慮いただいた方が良いかとは思いますm(__)m。 |
||
まずはカンタンに経緯をば…。 基本的には原作を無理に意識する必要はなく、PPGZの世界観に合う感じで良いと言うことでしたので、個人的には「少し不条理的」「丸み」「少女アニメっぽく」「カラフル」などをテーマにデザインさせてもらいました。 |
|
||
|
参加スタッフ全員とは言いづらいですが、少なくとも制作のYさんは超人的に原作のPPGの大ファンでもあり、生き字引でもあり、コレクターでもありますし、他の東映制作班にいるスタッフも、キャラのSさんもみんな原作のファンでもあったのも作品を楽しく作れた理由かも知れません。 まあ一外注スタッフのオイラには詳しくはわかりませんが、東映の方も色々と海外と連絡を持って作っていたようですから、向こうの方々も結構喜んでいるという話も聞いております(^-^)。 ファンサイトもたまに読ませて貰いますが、嬉しい意見も多く、他のスタッフの方も覗く度にファンの皆さんから勇気や元気をいただけました! |
||
ちびっと最終回関係の裏話も…。 ファンの皆様はご存じかと思いますが、最終回で初めて「防衛軍」が出てきますが、現在「軍隊」や「自衛隊」などを作品によっては登場させることが難しい時代なんですが、最終回の迫力の演出にどうしても必要と言うことで、東京シティに初めて防衛隊を作りましたが、絶対に存在するモノを描けないと言うことで必然的に空想のモノになりますが、ある程度のリアルさも欲しいと言うことで、そのバランスを考えて作ったのが「絶対に存在しない」シリーズです(笑)。 まあ他のアニメのように、軍隊や自衛隊を出せと言うファンもいなかったのもパワパフファンの素晴らしいところですよね。(某社のロボットアニメなどは空想科学モノにもかかわらず、リアルじゃない、リアルじゃないとしつこいファンに困っていたと聞きましたからね(苦笑)。 だって元々リアルじゃないから(笑)) もうインターネットで現在の兵器を調べて、現在使われていない兵器とSFっぽい部分を足して3時間煮込んだ(笑)感じにしたんです(^ ^;)。(煮込んだ割りには、さっぱり味のデザインになっているが(苦笑)) まあちょびっと「TOKYOシティ」と言う空想の世界観が理解しづらく、現実の位置関係や価値観を持ち出すファンの方もいたようですが(苦笑)、逆に何でも可能で自由で不条理な(^ ^;)楽しい空想世界を楽しめる想像力豊かなファンが多かったお陰で、PPGZのお話も最後まで面白く作れたのかも知れません。 この辺は本当に感謝ですm(__)m。 |
|
||
|
さてそんなこんなで終了しましたPPGZですが、実際終了が決まった際には、絶対に認めたくなくて、必ず二年目をやるぞと作業をしていた人までいたそうで、それほどスタッフに愛されていた作品なんだなぁと感じられる次第です。 もちろんオイラも二年目をやるつもりでいたし(苦笑)、やれると信じていましたからね(^ ^;)。 まあ色々と大人の事情の部分はあるのでしょうけど、上にも書きましたように、向こう(米国)の関係者の評判も良いと聞いていましたからね。 でも個人的にも…、手前味噌っぽくなってしまいますが、自分の中では良い作品に仕上がっていると思っています。 本家のような毒や風刺などは性質上、あまりありませんでしたが、逆に子供が見て楽しめる作品になっていたことも嬉しかったですね(^-^)。 白い光と黒い光のコトも自分では上手くまとめた感じに見えました。 正しい方向へ導く白い光は、平和を願う人々の心の中に皆持っているモノで、ガールズ達がケミカルZの力と封印されていた白い光の力によって、純粋で綺麗な彼女たちの心の光が目覚めPPGZになったのだと、勝手ですが、自分では思っています。 ですからカレを封印しようが、光が消えるわけもなく残っているのだろうと考えています。 心の光ですから、願えば強くなることも可能でしょう、逆に黒い光は、生み出すことが出来ない闇の光、集めることにのみパワーアップが出来る…、絶対数が決まっている闇の光VS無限に増えられる心の光だからこそ、ガールズが勝てたのかな…とも、自分では思っています。 おそらくは白い光は、彼女たちを「選択」したのだと思います。 彼女たちの意志に、光の意志が共鳴し、ガールズが誕生したのではないでしょうか? 暗いニュースが多い、今の世の中でも、希望や夢、勇気の心を持てば、光は自分に味方してくれる、無限の力を与えてくれると子供達にわかってもらいたかったのかも知れません。 |
||
あくまでも設定上では「カレ」は絶対悪です、100%悪と言うことです。 実はここから未公開のお話ですが、最終回の絵コンテを読んだときに、凄く感動した部分があって、実際には放送はされなかったのですが、エピローグの中に「モンスター達のその後」を描いているカットが入っていたんです。 |
|
||
|
そんな活躍中のPPGZですから、きっと忙しいのだと思います。 本当に長々読んでいただき、有り難うございましたm(__)m。 |
||
|
●●●●●
|
|
|
おまけ:PPGZ打ち上げパーティーレポ
|
|||
|
最終回放送数日前にPPGZ打ち上げパーティーが行われました。 打ち入りパーティーやクリスマスパーティーの時より、数倍の人数が集まった感じがしましたが、やはり話数が進行する際に色々なスタッフが参加したり、声優さんも増えたりとしたからかと思います。 |
|
|
|
シナリオライターの方や作監の方達とも楽しい一時が過ごせましたし、また外で会いましょうとも約束も出来ました(^-^)。 何度も書き込んでいますが、本当に良いアニメは「人」が作り上げるモノだなぁと感じることが出来る時間でした。 その後、サイン会タイム?(笑)では、スタッフの方や声優の方達がひっきりなしに色紙や寄せ書きをしておりました(^ ^;)。 かくいうオイラもたっぷりとしていただきました(^ ^;)。 声優さん達の寄せ書きはもちろん次にご一緒するのも、いつかが判りませんから、この機会にと、いつもご迷惑をかけっぱなしで申し訳なかったのですが、尊敬するアニメーターのお二人にも描いて貰いました(^ ^;)。 実はここに載せているサイン以外にも色々な方に貰っているんです(^ ^;)。 めっちゃ宝物になりましたね(^-^) そして最後はお馴染みの抽選会! なんと一発目の抽選でオイラが当たってしまった(笑)。 東映のキャラクターグッツ詰め合わせを頂きました(^-^)、オイラよりも娘が大喜びです(苦笑)。 |
|
|
|
その後は、近くのカラオケ屋で二次会! 1フロア全部借り切っての二次会でしたので、好きな部屋に入って、好きに歌うと言う不思議な二次会(^ ^;)! 何歌っても良いはずですが…、アニソン・特撮ソンばかりのハイテンション二次会でした。 その後、オイラは用があって、先に引き上げましたが、何やら後から聞くと、朝まで歌いまくりだったそうで(笑)。 ど、どのみちオイラにはそんな体力はないです(^ ^;)、みんな若いなぁ(^ ^;)。 エレベーター前までプロデューサーと声優の金田さんに見送っていただいたけど、何だかんだで、自分がやった作品やパーティーで金田さんとは、よくご一緒するので、是非また他の作品でお会いできるのを楽しみにしていますと伝え、帰路に就きましたm(__)m。(思えば、漫画家の頃に、どれみのカエル石のDVDの特典映像に入っていたデジモンの舞台挨拶で、映像として金田さんの姿を見たのが最初だったのだけど、まさか実際に会えるようになると言うのも、アニメ業界の狭さと言うのか、運命の歯車のプレゼントか、不思議なモンですね。 もちろんのこと、その舞台挨拶に来ていた、どれみの声優さん達とも実際に会えるようになるとは本当に嬉しい限りですm(__)m。) ホント、マジにまた同じスタッフと同じ声優と一緒にPPGZをやりたいものです! 本当に楽しくて嬉しくて素敵な作品に参加できて感謝ですm(__)m。 |
|
|
●●●●●
|
|||
|
ちなみにこのページの背景に使われている画像は、左のカットに使われているモノです。 |
HOME | SHOP | WORK | EXTRA | BLOG | BBS |